お世話係の最近気になる漫画
どうも、モナカのお世話係です。
毎週、旦那さんはTSUTAYAで漫画レンタル(10冊1,000円)しております。
家にも、本棚の棚が崩壊するほど漫画が溢れています。
結婚前は旦那さんが関東の現場で働いていた1年半くらい、遠距離をしていたのですが。
現場が完了し、初めて私の家に戻ってきたのは旦那さんではなく私じゃとても運べない重量の、どデカイ段ボールにぎゅうぎゅうに詰め込まれた漫画でした……。
そんな、漫画が生きがいの旦那さんは未だに毎週レンタルを重ねていて、まだ未読の漫画が存在するの……?と不思議に思うのですがとてもとても幅広いジャンルを読んでいます。
なので、最近よくある≪コミック原作が実写映画化≫なるものに関しては、まず旦那さんにあらすじを尋ねたらおおむね答えてくれます。
しかし、旦那さんのよく読む漫画(崩壊した本棚に入っている本も)
- 結構な頻度でコロシ合う
- だからよく血がドピャーってなる
- つまりグロテスク
っていう。。。
お世話係がまったく求めていない方向性の漫画ばかり。
ということで全然読めないのです。
しかしそこは旦那さん。目利きがいいといいますか。たまに
「これ、きっと好きなんじゃないかなと思いますよ」とお世話係にすすめてくれる漫画がだいたい正解なのです。
そこで今、ちょっとハマっている漫画がこちら。
「トクサツガガガ」というタイトルで、特撮モノ(ヒーロー戦隊とか)が大好きなのに、いい大人の女性なだけに周りにはひた隠しにしながら頑張って愛し続ける、という女性が主人公の話です。
私も兄弟がいるので小さい頃はよく戦隊モノを観ていました。
未だに覚えているのが≪電撃戦隊チェンジマン≫
ストーリーとか中のヒトのこととかは全く覚えてないんですけど、変身後の名前がカックイー♪だったんですよ。
ドラゴン、グリフォン、ペガサス、マーメイド、フェニックス。
珍しい感じがしませんか?色じゃないのです。オサレ。
確か私マーメイド推しだった気がします(笑) この戦隊だけは歌も歌いたくて、親にカセットテープを買ってもらった覚えがあります。
とはいえ、私の好きだったなぁ、はこの程度でして。
その後は順調に女子らしく、シルバニアファミリーとかジェニーちゃんとかの方向へ進みました。
トクサツガガガの主人公は幼少期に母親から
「女の子なのにこんなもの好きになるなんておかしい!」と全否定されてしまい、大人になり独り立ちしてから我慢してきた長年の想いが爆発してしまったという設定。
会社の同僚にも決してバレないよう慎重に行動し、やりたいガチャを発見しても会社の人が通る危険性があると分かると泣く泣くその場を諦め、定期券で渡れる範囲のすべてのガチャを捜索し、超合金ロボが欲しくて節約のための弁当なのに「女子力高いネ!」と褒められてモヤモヤする……。
そして戦隊モノの≪正義≫に倣って、間違っていると思ったことは声にして言ってみる!間違っていたら謝る!
そんな日々の葛藤が見ていて微笑ましいです。
漫画には、30過ぎなのにアイドルが好きなのを隠しているという社員さんも途中で現れます。
それを見ていて思い出しました。
私も、20代の頃に会社にいた当時30代の女性先輩がジャニ好きで、とにかく行けるなら日本全国でもかまわない、という程の覚悟でチケットを転がして良い席をかき集めていました。
私がその人に対して、ドン引きしたことがあります。
それは、ブランドものの白いTシャツに、アイドルの名前をラメで縫い付けていたのを他の女性社員に見せびらかしていたのです。
それ、、、わざわざブランドものじゃなくて良かったよね?
そしてそれきっとそのアイドル、あなたを見やしないよ?
なんてことを思ったのです。
今となってはこれも当人の自由でやりたいことなんだから、と微笑ましく思えるのでしょうが、当時の私はそれこそ、ガガガの主人公が恐れている「はぁ?」と言う側の人間でした。
なぜなら私がアイドルに全く興味が無く、理解しようと微塵も思っていないからです。
そう思い返すと、昔っていかに≪おたく≫が生きづらい時代だったのだろうと思います。それを乗り越えてきた人たちがいるから、今の日本はクールジャパンなんて呼ばれているのかなぁと考えると、情熱の凄さたるやです。
そう思うと、何かに思いっきり情熱を持てる人は羨ましいなあと感じます。
ただ一つ、私が何かの≪おたく≫じゃなくて本当に良かったなぁ、と思っているのは、
収集する必要がない、これにつきます。
ガガガの主人公はガチャもそうだし、映像のブルーレイ(1年放送分)、ロボ、ソフトビニール人形、、、と数限りなく収集したいものが溢れていて毎度困っています。
が、、、頑張れ世の≪おたく≫たち……!
きっとあなたたちが日本のお金をまわしているのですね!!
私は何も収集してないけれども応援します!!
また、この漫画の中に現れる、オリジナルの戦隊たちがいくつかいるのですが、ちゃんと登場人物の背景、性格なんかも設定されていて面白いです。むしろその戦隊がTVになったら私見たいもの(笑)
もちろん例のアイドルもみんな名前も曲もあり、なんかちょっとフザけてるのですがそれがまた笑わせてくれますよ。