土俵の救命処置事件から我が振り直さねば
どうも、モナカのお世話係です。
ちょっとよろしくないニュースがありましたね。
後に協会理事長が謝罪していることもあって、協会側もやり方が間違っていたことの認識はされているのでしょうけれど。
動画を見る限り、わらわらと最初に寄って行った男性は行司さんや関係者さんばかりで対処できていなかったように見えます。
それを瞬時に察して、看護の心得のある女性たちが飛び込んで行って男性たちを押しのけて救命処置に入ったように見えます。
実際には会場に救急隊員が待機していた、ということなので僅かな時間だったのかもしれませんが、やはりまずいアナウンスでしたよね。
そもそもその救急隊員を呼びだす手順は迅速だったのか。
救急隊員の待機場所は土俵から近いところなのか。
……まぁ、例のアナウンスを3回も流す時間があったあたり、ちょっとどうだったんだろうと疑ってしまいます。
これって、完全に≪土俵上で人が倒れた場合≫を想定して検討・訓練をしていなかったという証明になってしまいましたね。
訓練があったなら、アナウンスする内容は観客に向けて全く違った内容になっていたでしょうし、お客さんが慌てて土俵に駆け込む事態も発生しなかったのではないでしょうか。
昔、私が中学生の頃の授業中のことです。
自分の2つ後ろの席の女の子が机を倒して床へと倒れ込んだことがありました。
一気に教室内は騒然として、ただその女の子が苦しそうに呼吸していることしか目に入りませんでした。
私も、皆が立ち尽くして見るばかり。
なんとなく、彼女の近くから自分たちの机とイスを遠ざけて……それくらいしか出来ませんでした。
間もなく保健室の先生が駆けこんで来て、すぐ教室にあったビニール袋を女の子の口元に押し当て「救急車を」と担任に指示していました。
現在では【過呼吸】という症状であることは知られるようになりましたが、当時はクラスの誰ひとり知りませんでした。
また当時その子の隣の席の男子が、ちょっと暴れん坊だったのですが……。
その子が倒れたら咄嗟に
「俺じゃねぇよ!何もしてねぇよ!」と第一に保身を訴えていたのは、現代であれば完全に叩かれそうな案件ですかね……。
世のSNSはおっかないから。
やがてその子が救急車で運ばれ、無事大事にはいたりませんでした。
※後日談ですが、その子は例の隣の席の男子について
「倒れる前から『苦しい、苦しい』と訴えていたのにアイツ無視したっ!」とずっと恨めしく言っていました(苦笑)
後日、保健室の先生による特別ホームルームがあって【過呼吸】とは何ぞや、どうしたらよいのか、という説明を私たちは受けました。
残念なことに人間は想定していないと動揺します。
私のような小心者は特にそうです。何の役にも立ちません。
人の振り見て、になってしまいますが今度救急処置の講習会へ行ってみようと思います。
頭の中で考えるのと実際に身体を動かして訓練するのでは大きく違いますもんね。
考えてみたら運転免許証を取りに行った頃以来、なにも学んでない。。。
親も高齢だし、祖父母はもっと高齢だし、夜遅くに帰ってくる旦那さんがもし家で倒れたら自分に何が出来るだろうか。
……いけませんね。
※これを言うと絶対に旦那さんに「僕の方が若いんだから危険度はお世話係の方が高い」と言われるに違いない……。
モナカさん、あなたに万一のことがあったら、とにかく病院へ連れていきますからね!!