母性ってすぐ溢れ出したりしないんだよっていう話
どうも、ベビラビのお世話係です。
今週は日本どこもひどく寒いようです。
もれなく北海道もシャレにならない寒さなわけですが、日曜の朝はいよいよ札幌もマイナス14度予報が出ていたのでコメたんが毛布を蹴飛ばしたままにならないよう気をつけたいと思います。
さて。先の節分では
友人の家で衣装を借りて、鬼の子を撮りました( ´艸`)
なんてめんこいっ!こんな鬼ならカモーン!!
……という感じで、ベビーフォトを仕事にしている友人に撮ってもらいたかったのですが……。
正月以来の人見知りギャン泣きがこの時も再発しまして。
(友人らの子3,4歳の女の子たちにベタベタ近付かれて……)
私と二人きりになったところで、やっと笑ってくれたので自分のスマホで撮りました。。。
プロに撮ってもらいたかったよぉ。
そんなコメたんが可愛いわたくし。母親なわけですが。
いわゆる『母性本能』という言葉に関してちょうど読んだ本に書いてあったので記録がてら記しておこうと思います。
私も独身時代はこの『母性』という
見えもしないよく分からないモノは、
なんとなくですが生まれつき誰にでも備わっているっぽいものだと思っておりました。
結婚・出産をする年齢になり、
友人が出産したから赤ちゃんを見に行こう!と他の友人と訪問しても、積極的に赤ちゃんを抱っこしようと思うことはありませんでした。
また出産のため会社を辞めた女性が、半年後に赤ちゃんを連れて会社に来てくれたときも
わらわらと他の女性社員さんが駆け寄ってキャアキャアとときめいている間も、私は「電話番してまーす」とデスクから離れないような人間でした。
(それじゃ冷たすぎるので、冒頭だけ皆に混じって顔を見てからデスクに戻りましたけど)
冷たい言い方をすると
他人の子がそんなに言うほどかわいいか? といった気持ちです。
自分はそういう、冷めた人間なのだと。
母性本能ってやつは、私はきっとほとんど無いんだろうなぁ。なんて思っていたのです。
しかしいざ出産してみて変わったか、というと
逆子で帝王切開だったからか、出産後しばらくはまだ
『自分の子どもだから育てますけども』という少し主体性の無い気持ち、とでも言うのでしょうか。
この頃に「可愛くてしょうがないでしょ?」と訊かれると、笑ってハイとは言うものの、本音は
「うー……ん?ちょっとまだ分からない」と首をかしげるような状態でした。
そこからさらに数カ月経って、やっと
「めんこい。どの子よりもめんこい。鬼の子でもめんこい!」
となっとるわけです。
『母性本能』
この言葉は学術用語ではなく、通俗的に使われている言葉なのだそうです。
そして『母性』
これは生まれつきではありません。
経験を経て身に付けていくものなのですって。
実際に、出産未経験の女子学生に3か月間、週1回2時間赤ちゃんのお世話をしてもらう実験をしたところ、お世話前と後では、泣いている赤ちゃんを見たときの脳内反応が大きく変化したそうです。
お世話後の方が脳の全体に反応が出て、愛情や親しみを感じやすくなったそうです。
確かに私の友人に、
他所の子にだって熱い愛情を注げる人が2人いますが、彼女たちは
・5人兄弟の一番上
・姉の子どもが6人兄弟
という境遇で育ってきた人たちでした。納得。
……てことは
今まで「あの人あんなに他所の赤ちゃん可愛い可愛い言ってるけど、ちょっと大袈裟だし嘘くさいわー」と思っていたときも(苦笑)、その人にはちゃんと『母性』が反応する経験があったのかも知れません。
自分がそうじゃなかっただけで。嘘くさいだなんて!
今後は勝手にそう思わないよう慎みます……。
そしてこの『母性』、男性も身に付けられるものだそうです。
(脳科学的には女性と同じ箇所が活発になるわけではないようですが)
つまり誰でも、子育てを経験していけば『母性』が身に付くようになっているのです。
つるの剛士さんが保育士の資格を目指していらっしゃると記事がありましたが、それこそ彼の『母性』レベルはとんでもなく高いんじゃないでしょうか。
ということなので
子育てと無縁のかたも、いつか子育てに関わるかもしれないかたも、
「私に母性は無さそうだ」とか
「産んだらすぐ母性本能出るでしょ」とか
「男だから関係ないし」とか
「男なのに母性本能あるの?」とか
今後は考えないでいいし、ましてや口に出すことの無いよう気を付けていきましょう。
また、外出中にお年を召した女性や男性に
自分の子どもを見て突然近付いて話しかけてくるのは、それもきっと『母性』が溢れ出てしまったせいなのでしょう。
経験がありすぎて、きっとすぐ溢れ出てしまう人たちなのです。
ぞんざいな態度は取らないようにしようと思います。ビビるけど(笑)
※参考文献※
※ネットから拝借※