モナカです(黒ウサギ)

ミニレッキス(姉) と2歳になった息子(弟) の記録 @札幌 を続けたい(目標)

医療に縁の無い私が≪救命講習≫を受けてみた

どうも、モナカのお世話係です。

 


少し前に世間をお騒がせしたあの事件

monaka-blackrabbit.hatenablog.com


あれから、お世話係は札幌市の防災センターで無料で実施してくださる救命講習へと参加することにしました。

電話での申し込みですが、その時既に4月の予定は満員とのこと……。 

ということで先日やっと、予約していた講習へと行ってきました。

 

 

≪目次≫

 

 

 

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無事、なんとか私でも修了証をいただきました。


大谷君がまだいる……。
きっと在庫を消化しているのでしょう。いいことです。

 

 

 

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これが札幌市のテキストの表紙です。

札幌を拠点とする各スポーツのチームが表紙になっておりました。
※ちなみに左下の「エスポラーダ」とはフットサルチームです

 

 

参加者は男性がやや多く、≪勤め先から行くよう指示≫されて参加したという理由が圧倒的な様子でした。

もしかすると、興味を持って自主的に参加する、という理由は女性に多いのかも知れません。

 

私も自分の両親の年齢を考えて参加することにしました。


昔やった救命講習は、運転免許を取った時以来……。
20年も前の事です(大汗)


もはや覚えていないし、最新の常識とはズレもたくさんありそうですからね。

 

 

 

 

大人の心停止の主な原因は「急性心筋梗塞」「脳卒中

 

この2つの病気には、見てわかる【初期症状】があります。

もし家族にその病があらわれるようなことがあれば、出来ればこの【初期症状】から気付いてあげたいものです。

 

しかし実際は、私も普段両親と暮らしていないし、毎日顔をあわせるわけじゃありません。


むしろ、外を歩いていて突然倒れる誰かに遭遇する事の方が確率は高いのかも知れません。

 

もし道端で、目の前で誰かが倒れたらー

 

すぐ駆けつけることができるだろうか?

 

私なんて、まずその第一歩から怪しいものです。
体験したことの無い出来事が起こったら、私はただ立ち尽くしてしまいそうです。

 

 

 

 

心肺停止の多くが、心臓が止まったのではなく≪震えている≫

 

今回の講習で一番「へぇぇ!」と思ったことの一つです。


通常時、心臓はポンプの動きで全身に血液を送っていますよね。
規則正しいポンプの動きがあるから、人間が生きていけるわけです。

 

心臓が止まって倒れた、という場合は実は
心臓が細かく震えてしまい、ポンプ活動が行われず血液が送られなくなり、意識を失い倒れている場合があるのだそうです。

 

この心臓の震えを心室細動といいます。

 

AEDは日本語で自動体外式除細動器と言います。

つまり、細動除くための機械なのです。

 

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よくドラマにある、電気ショックを与えたら

すん、と心臓が元通りのポンプ活動を行い始める、、、

 

というのは現実ではあまり無いそうです!
そういうことじゃないんだそうです。


あくまでAEDは、
心臓の異常な震えを、一旦止めるものと覚えておきましょう。

 

ちなみにAEDは自ら急患の心電図を解析するので、電気ショックの必要が無ければ「必要ありません」と堂々と音声で教えてくれます。

せっかくAED持って来たけど必要なかった、というケースもあるのです。

 

 

 

 

救命措置で大事なのは 胸骨圧迫 >>> AED

 

AEDが心臓の震えを止めるため、とすると心肺停止の急患にとって最も重要なことは何でしょう。

 

あ、119番は大前提ですよ!!

 

 

 

それは心肺蘇生(胸骨圧迫+人工呼吸)です。

 

昔『心臓マッサージ』とよく呼んでいました。

今では『胸骨圧迫』と呼ぶそうです。

 

なぜなら、私たちには既に心臓は≪左胸にある≫という強い強いイメージが植わっているからです。


心臓マッサージ、と呼ぶことでつい左胸を圧迫するケースが多かったそうです。これでは心臓に圧が行かない上に、肋骨を折ってしまいます。

 

心臓は胸の真ん中にいます。


 

私もそうだったっけ?(o゚д゚o) と20年前にやったはずの講習のことをすっかり忘れ去っておりました……。

 

しかもその胸の真ん中の胸骨は、圧迫しても折れません!
ここへ垂直に圧迫することが大事なので、今では『胸骨圧迫』と呼ぶことになっているそうです。

 

 

胸骨圧迫が何より大事

これを先日学んできました。

 

心臓を圧迫する → 人の手でポンプ活動を起こす


これにより、心肺停止の人の血液を全身へ送り
その急患の脳のダメージを出来るだけ減らしたいのです。

 

 

先述の≪心室細動≫が起こっている状態ですと

細かい震えが邪魔をして、胸骨圧迫をしても充分に血液が送れないのだそうです。

 

つまりAEDあくまで胸骨圧迫を充分に効果を発揮させるための支えであって、何より重要なのは
一刻も早く胸骨圧迫をしてあげられるかどうか、なのです。

 

 

 

今回の講習では、実習として心肺蘇生を行う流れとAEDの使い方を参加した人たちと組み合わせて行いました。

 

それについてはやはり自分の身体で体験することが何よりですが、WEB講習というものもありますよ。

 

www.fdma.go.jp

 

 

時間のある時にでもご覧いただければ、救命の流れはだいぶお分かりいただけると思います。ぜひ。

 

 

今回参加した講習は4時間講習でした。

実習とペーパーテストを終えると『修了証』がいただけました。

 

別に試験に落とすことを目的としていないので(笑)、間違った箇所はすぐ間違ってるよ、と教えてくれますので私でも貰えました~。


目安として2年~3年ほど経ったらまた受講しに来てください、と書かれています。
やっぱり忘れてしまうからですね。

 

 

 

 

見知らぬ土地でAEDのある場所って?

 

私の前の勤務先にもAEDは置いてありました。

今ではだいたいの企業も学校も設置している方が多いのではないでしょうか。コンビニにも置いてあるところもあると言います。


もし全く見知らぬ土地で
「あなた、AED探して来てください!!」とお願いされたら……?

 

※実習では「誰かお願いします」ではなく直接
「あなた、お願いします」と指示するよう習いました!!

 


私のように『方向音痴』と書いてお世話係と読める人間であれば、

スマホアプリを忍ばせておくのがまず安心かも知れません。

 

 

play.google.com


AED関連のアプリは色々ありますのでお好みでインストールされたらいいかなと思いますが、現在地をオンにするだけで

 

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上図のように教えてくれるようです。


それでも「すぐ近くにAED無いぜ!!」という時は
119番通報の後、心肺蘇生を交代できるよう急患の傍に居た方がいいです。

胸骨圧迫はとても体力を使いますから!
交代できる人も、とても貴重な存在です。

 

 

またお世話係は普段スマホGPSをオフにしているのですが。
119番するときはGPSをオンにして通話すれば、瞬時に向こうで位置情報をキャッチしてくれます。


もし鬱蒼とした森の中で倒れた人を見つけてもGPSが何とかしてくれます……たぶん。

 

 

せっかく習いはしましたが、活用するような出来事が起こらないことを願って……。

 

 

 

 

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