ふがいないお世話係はモナカを見た
どうも、モナカのお世話係です。
昨日午前中のモナカさんの絶食?事件があったばかりですが、今朝はいつもと何ら変わらないほっとする朝を迎えることができました。
「出してー!!」「おやつー!!」ガジガジ。
何でも無いような事が幸せなんですね。
あの歌は今でも年に1200万円の収入になっていると何かのニュースで目にしました。恐るべし。
あまり読書が得意ではない私の今回読んだ本です。
家から一番近い図書館では私の狙っている≪本屋大賞≫ノミネート作品が、まぁことごとく無いのです。
借りられて無いのか、そもそも規模が大きくないので入って来ないのか。
分かりませんが、やっと見つけたノミネート作品だったので、何の情報も仕入れないまま、速攻で借りました。
そして病院へ行く日だったので、そのまま待合い室で開いたら。
Σ(゚口゚;;; のっけから官能小説!?
ギャフン!!と一人勝手に動揺し、どんな顔して読んだらいいのか分からず数ページで「もう限界だっ」と本を閉じました(笑)
しかしノミネートされただけあるんだ、と思い直し帰宅してから読んだのです。
結果として、始まりはそういったシーンからでしたけれども、初心者でもとても読みやすい(=人物や背景を想像しやすい)ので一気に読み進めることができました。
登場人物の、それぞれを主体とした章に分かれていて、一人ひとりの置かれた立場、環境、考え方を、言葉づかいを変えることで引き立てていたし、出てくる人物はそれぞれが見事に色んな背景を持っているので飽きませんでした。
ただ、賛否はありそうです。
きっと、読書家の人にはあまり良く思われない気がします。
それくらい、人物の背景がドラマチックというか非平凡というか、読書が好きな人を「おっ」と言わせるような話でないというか。。。
ただただ、命、というもの。それについて書かれている部分は私は好きだなぁと思いながら読みました。
あとは環境のせいで将来に何の希望も見いだせていない少年たちになんとか手を差し伸べようとする男の話。
この章を読み終わった時の、自分の中にいつまでも残るじれったさは強く印象に残りました。
≪斉藤さんのお母さん≫の章が最後にあって良かった。読み終わった後のこの少し温かくなる気持ち良さが、今回ここに記事にすることにした決め手となりました。
冒頭のシーンだけで、読むのを止めなくて良かったなぁ(笑)
ちょっと疑問に残っているのは、読書初心者の私では
このタイトルが誰のことばなのかが分かりません。誰でもないのかな。誰でも当てはまりそうだけど、私が読んだ感想では当てはまらない登場人物もいたし……。うーん。
しかし映画化されていたんですね。知りませんでした。
今や本屋大賞ノミネート作品はすべて映画化されるものなのかしら。
またちょっとこの作家さんの他の本を読んでみたいけれど、また官能シーンが出てきそうなのでちょっと覚悟しないといけませんね(笑)
こういう本を読んだ後に、とても平凡で今でも平凡な自分の人生で良かったなと思ったりします。
そう居られるのも私の両親や兄弟が築き上げてくれた「家」という環境のおかげだなぁとまで想像してみたり。
モナカさん、ふがいないお世話係だけれど、これからもよろしくね。